2015年度の活動記録

(1)台湾法務部司法官学院(旧司法官訓練所)が保管する日本統治時代の台中地方法院刑事判決原本2冊904件を目録に採録した。司法官学院で原本確認を行った。これで台中地方法院刑事判決原本327冊43,888件の仮目録が完成した。

(2)2016年1月、中央研究院近代史研究所及び国立台湾図書館を訪問し、宮内季子旧蔵文書の清朝皇族に関する調査を、台湾檔案管理局及び電子文書檔案服務中心を訪問し、記録管理及び電子化について調査を行った。

(3)アジア学会(AAS)シアトル大会の植民地関連のセッションに参加し、植民地研究の動向について情報収集を行った。

(4)本研究所及び科研プロジェクトの情報や成果を海外向けに発信するための多言語プラットホーム(日本語・英語・繁体中文・韓国語)の構築が完成した。