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2004年度の活動記録
「岡松文書研究班」・「千種文書研究班」・「裁判記録班」の3つのグループを組織し、早稲田大学図書館が所蔵する「岡松家旧蔵文書資料」・「千種達夫文書資料」及び台湾法務部司法官訓練所が保管する「刑事裁判記録」を、研究者の共有の研究資料として学界に提供するため、公開利用に向けて、各班において次のような基礎的研究・作業を行った。
(1)「岡松文書研究班」:早稲田大学図書館が所蔵する「岡松家旧蔵文書資料」の公開に向けて、雄松堂出版と協働して、マイクロ化の作業を進め、ほぼ撮影を終わった。
(2)「千種文書研究班」:早稲田大学図書館に寄贈された「千種達夫文書資料」の整理と仮目録の作成を行い、1,271件(裁判関係370件、書翰54件、満洲関係166件、ノート・原稿類560件、その他121件)の資料の整理を終わった。
(3)「裁判記録班」:2004年8月8日から15日、同11月7日から13日、2005年3月13日から18日の3回、現地台湾法務部司法官訓練所を訪問し、同所が保管する日本統治時代の刑事裁判記録の整理と目録作成を行い、判決原本など43冊4,847件を目録に採録した。また、機密文書3冊、雑巻2冊、予審集結決定原本7冊、判決原本11冊、合計23冊を作業用として撮影し、画像データ化を行った。